TECH CAMP(テックキャンプ)の評判は?1ヶ月ガチで勉強してきた私が評判と勉強のコツを紹介する
台湾から帰国して、そこから1ヶ月間プログラミングスクールのTECH CAMP(テックキャンプ) に行ってきた。
プログラミングスクールに行っていたことを友人に話すと、「TECH CAMP(テックキャンプ)の評判ってどうなの?」と聞かれることが多いので、ここで一度記事にしてみようかなと思う。
- TECH CAMP(テックキャンプ)の受講内容はどんな感じなの?
- 本当に1ヶ月でプログラミングスキルが付くのか?
- 講師陣のサポートは手厚いのか?
こんな感じで、実際に自分が行く前に疑問に思っていたことを掘り下げていこうと思う。
テックキャンプを受講した感想
結論から先に言うと、受講して良かったと思う。
TECH CAMP(テックキャンプ) は「人生を変える1ヶ月」と標榜していたわけだが、1ヶ月みっちりプログラミング漬けの毎日を送ったことはプログラミング独学者としては新鮮な体験だった。
テックキャンプではRuby on Railsコースを受講し、その後プログラミング学習のコツを掴めたので、
- Python/Django(Webアプリケーション)
- Swift(iOSアプリ開発)
- JavaScript(フロントエンド)
着々と新しい言語に挑戦できている。
自分もそうだったがプログラミング初心者にありがちなのが、「何を勉強すればいいのか分からない。どう勉強すればいいのか分からない」という状態。
プログラミングはこう勉強していくと効率が良い、という気づきを与えられたキッカケになったと思う。
プログラミングスクールTECH CAMP(テックキャンプ)とは?
ここで改めてテックキャンプについて紹介しておきたい。
テックキャンプは、プログラミング未経験者を対象に組まれたプログラミングスクールだ。
場所は東京、名古屋、大阪となるが通学型・オンライン型と選択可能だ。
用意されているコースは、
- Webサービス開発
- AI人工知能
- webデザイン
これら3つがメインのコースになる。
テックキャンプの受講内容
受講の流れとしては、TECH CAMP(テックキャンプ)側が用意したオンライン上のカリキュラムにアクセスして受講していくスタイル。
テキストと動画が掲載されたサイトにアクセスして、勉強していくというものだ。
なので、教室に集まってホワイトボードの前で講師が教えるという学校スタイルではない。
TECH CAMP(テックキャンプ)の教室に行ってパソコンを開いて作業し、 分からないことがあれば都度メンターに質問するという形式だ。
私が受講したコース
私がテックキャンプで受講したコースはWebサービス開発コース。
これはRubyという言語を使い、フレームワークのRuby on RailsでWebアプリケーションを構築していくというもの。
Webアプリケーションというのは、単なる情報が羅列されたWebサイトでなく会員登録や投稿機能、買い物機能など様々な機能が盛り込まれたものを想像してほしい。
いわゆるWeb版のTwitterや食べログ、クックパッドもRuby on Railsで作られている。
裏を返すとあのようなWebサービスを構築するための入り口を勉強するわけだ。
講座ではTwitterのクローンアプリや掲示板機能のあるWebアプリケーションを作った。
受講した時に感じたこと、流れを振り返る
ここからは自分がTECH CAMP(テックキャンプ)でWebサービス開発コースを受講してどうなったのか、何を感じたのかを率直に書いていこうと思う。
1) 受講開始前:カリキュラムを進める所まで進める
TECH CAMP(テックキャンプ)では1ヶ月コースを選択したわけだけど、実は受講期間は1ヶ月じゃない。
正確に言うと、6週間だ。
これは、受講開始2週間前から料金の払い込みが終わった人からオンラインでカリキュラムを見ることができるからだ。
なので直前に駆け込みで申し込みをすると、この2週間を有効活用できないからある程度スケジュールに余裕を見て受講した方がいいと思う。
そして、自分はこの本受講が始まる前の2週間でカリキュラムをほぼ終わらせた。
この受講開始前にやっておきたいことは2つ。
- カリキュラムを進める所まで進める
- 分からないところはメモ。どんどん飛ばして後で聞く
プログラミング学習は必ずつまづく所が出てくる。受講前は質問は出来ないので、分かるところだけをどんどん終わらせる。分かる部分は何度も復習して自分の知識レベルまで落とし込む。
ちなみにこの2週間は1日8時間くらい勉強時間を確保した。
なので自分をサンプルにすると、毎日8時間やれば2週間でカリキュラムをほぼ終わらせることができる。
2) 受講開始1週間目:復習期間
いよいよ本受講が解禁。通学型を選択していたので、テックキャンプの教室に通い黙々とカリキュラムを進めていく。
その前に、事前学習で分からなかった箇所を質問しまくる。
良い流れを断ちたくなかったので毎日通学して8時間は勉強するようにした。
すでにカリキュラムは100%完了済みになっていたけどメンターさんと相談の上、1週間を復習期間に充てて、その後オリジナルアプリケーションを作成する計画にした。
知識を薄塗りする感覚で一度、終えたカリキュラムでも何回も回す。オススメなのは、既存のカリキュラムに自分で考えた機能を実装することだ。
つまり、カリキュラムからあえて脱線する。この時に、分からないことが一気に噴出しさらに知識を付けることができる。
通学時の1日のタイムテーブルはこんな感じだった。
05:00 | 起床 |
10:00 | 本業を終わらせる |
11:00 | テックキャンプで勉強開始 |
20:00 | 勉強終了→帰宅 |
23:00 | 爆睡 |
毎日毎日、ひたすらコードとの睨めっこで帰る頃にはフラフラしていた。
1週間を過ぎた頃には立ちくらみがするようになったが、意識だけは冴えていた。
なぜなら今まで独学であれほど苦しんでいたプログラミングが、面白いほど理解できるようになったからだ。あの経験はなかなかできない。
3) 受講開始2〜4週目:オリジナルアプリケーション制作
復習期間も過ぎ、残り期間はオリジナルアプリケーションの制作に充てた。
自分が作ったのはプログラミングスクールの口コミサイト笑 メンターさんは苦笑いしていた。
この期間が最も力が付く時期で、絶望する時期でもある。プログラミング開発は自分のパソコンだけで再現すればいいものではなくて、それをサーバーに乗せて公開する必要がある。
この部分が歯ごたえがあり過ぎて公開まで漕ぎ着けらずにリタイヤする同期が増える時期でもある。
TECH CAMP(テックキャンプ)で実践したオススメ勉強法
実際に自分がやってみてプログラミングの知識が付いたなぁと思った勉強法を紹介。
ちなみにこれはテックキャンプ内でなく、全てのプログラミング勉強で活かされている私が見つけた実践法だ。
大事なのは3つ。
- アウトプット
- 作るものを決めて最短経路で突っ走る
- 実際に公開→運用する
1つずつ見ていこう。
1) アウトプット
全ての勉強に当てはまるが、学習したことをアウトプットするのは本当にオススメだ。
知識の再確認もできるし、知識の漏れも発見できる。
アウトプット方法として、挙げられるのが
- 人に説明する
- ノートに知識をまとめる
- ブログなどでアウトプットする
こういったアウトプット方法が挙げられる。テックキャンプでは同期やメンターの人がいるので空いた時間に捕まえて、Rubyのxxxはですね・・・といった具合に自分が仕入れた知識を説明していく。
うまく説明できなければ、知識として定着していないので再度勉強するといった具合だ。
他にもブログに書いたりノートに知識をまとめるのもオススメ。特にブログはうまく運用すれば副収入にもなる。
最初、仕入れた知識は全てパソコンのメモ帳に保存していたが、ブログに記事を公開することにした。安定してアクセスを稼いでくれておりアドセンスを貼るだけのマネタイズで月に5万円ほどの収益を上げている。もちろん、収益は書籍代など再投資に回す。
2) 作るものを決めて最短経路で突っ走る
TECH CAMP(テックキャンプ)ではサンプルアプリが用意されているがオリジナルのアプリケーションを開発することを強くお勧めしたい。
そして、それを作成するために必要な知識だけを深掘りし最短経路で突っ走るのがベストプラクティスだ。
サンプルアプリだけを作ることに終始していると、本当の意味でのプログラミング力は身につかない。
有名な話しでインスタグラムの創業者の彼女が、彼氏の誕生日にLovestagramというカップル向けのSNSアプリをプレゼントしようとした。
その彼女はプログラミング未経験者。しかし、彼女の頭の中には彼氏の誕生日にサプライズをしたいというモチベーションと、こういったアプリを作りたいという明確なビジョンがあった。
あとは、そのアプリ実装に必要な知識だけを深掘りして突っ走るだけだ。
この逸話は全てのプログラミング独学者に知ってほしいエピソードなので興味のある人は読んでみてほしい。
インスタ創業者の彼女、プログラミング初心者が独学でアプリ開発!? - WorkaHolic[ワーカホリック]|キャリア×転職×仕事ブログ
3) 実際に公開→運用する
アプリケーションが出来上がったら実際に公開→運用してみよう。
あなたの本当の目的は何かを作り、公開したいはずだ。自分のパソコン内だけで動いているアプリケーションを眺めたくはないはずだ。
サーバーに乗せて公開するわけだが、ドメインを取得したりデータベースを構築したりと総合的な知識が1番蓄積される期間だ。
また、この時に課題もたくさん見えてくるので次の学習指針を決めやすい。
セキュリティ上、問題のないアプリケーションはガンガン公開して、ガンガン潰して経験値をためていこう。
TECH CAMP(テックキャンプ)のメンターってどうなの?
最後にテックキャンプのメンターについて紹介して締めたい。
TECH CAMP(テックキャンプ)の情報の中でネガティブな情報として出回っているのが、
「ぶっちゃけTechCampのメンターってどうなの?」
という点だ。
実はTECH CAMP(テックキャンプ)で講師役(メンター)として活躍している人達は、以前にTECH CAMP(テックキャンプ)を受講した人達。
つまり、2ヶ月前とか半年前にTECH CAMP(テックキャンプ)を受講した先輩達だ。その多くは大学生で構成されている。
これに関して言えることは、
「人による」
これに尽きると思う。
つまり、メンターによってスキルにバラつきがあり過ぎるということだ。
テックキャンプのカリキュラムは自信を持って素晴らしいと言えるがメンターの質が安定しないことは唯一挙げられるデメリットだろう。
これはネット上でも意見が分かれるところで、確かに私の受講中も物足りなさを感じるメンターはいた。
私が取った対策はスキルが低いメンターには質問しないことだ。ある程度、こちらも知識が上がってきたら見抜けるようになる。
逆に何でこの人が?という驚くほどスキルの高いメンターもいるので、その人にガンガン質問するようにした。
Macは必要なのか問題
ちなみに余談だけど、よくMacは必要ですか?と質問を受ける。
TECH CAMP(テックキャンプ)のWebサービス開発コースを受講する際はMacは絶対用意しておいた方がいい。
一応、Windowsでも開発できるし、Macのレンタルもあるが今後、コードがガシガシ書いて開発していきたいのであればMacbookくらいは持っていた方がいいだろう。
Windowsでも出来ないことはないが、環境構築やらそもそも出回っている情報がMacベースなので厳しいと感じる。
自分が受講していた時にもWindowsで受講していた人もいたが、最終的にはMacを購入していた。
自分も独学でRuby on Railsを勉強し始めた時はWindowsだった。
実際にMacに乗り換えてみて、こっちの方が開発しやすいなと感じるので、そういった意見があると頭の片隅にでも覚えておいてほしい。
おわりに
色々書いてきたわけだけど、この1ヶ月はプログミラングを人生で1番身近に感じた1ヶ月だった。
プログラミングを学びたいと思うのならば、ダラダラと1年かけて勉強するものでもない。
超短期で集中的に学んで基礎を作り、あとは自分でプロダクトを開発していくのがおすすめだ。
今まで何度もプログラミングを独学で勉強してきては挫折を繰り返してきたので、この経験は自分としては嬉しかった。
「自分がプログラミングを学んでどうなりたいのか?」
これを明確に想定することで、モチベーションも変わってくる。
大事なのは地頭の良さでもない。プログラミングを勉強してこうなりたいという具体的なビジョン、情熱だ。
無料説明会も頻繁に開催されているので、事前に色々とぶつけたい質問や自分が作りたいプロダクト(Webサービスやアプリ)を作れる環境かどうかも遠慮なくぶつけてみよう。