社長『役職は取締役…いや若いな、じゃあ部長で!』私『え?部長ですか』
こんにちは、てつです。今日は日常の記事でも。
はてなブログを始めて3週間くらい経ちました。いやー、ブログって本当に面白いですね。
ブロガーさんの記事を読んでいると考え方とかいろいろと触発されるものがあります。
で、はてなブログを読んで感じたのが仕事に関する記事が多いなということ。
社畜とかブラック企業とか物騒な言葉をよく目にします。ちなみに自分はブラック企業という言葉を聞くと、敏感に反応してしまいます。
というのも、自分がブラック企業で働いていたからです。
そういったブログを読んでいると自分もブラック企業の時は辛かったなぁとしみじみ。
今日はブログ運営とかSEOとか全然関係ないですけど、私のブラック企業トークでも。
役職をノリで決められた
元々、福岡支社で働いていたのですが事業が好調で、人員増加に伴い役職を増やすからってことで本社に転勤になったんですよね。
スーツケースをガラガラ転がしながら、単身東京に行ったわけですが転勤初日に社長室に呼ばれて行き、そこでこれからの仕事内容とか今後の会社のビジョンとかを小一時間ほど話しました。
で、最後に名刺を新しくしないとな、役職を新しく付けようって話しになったのですが
社長『役職は取締役…いや取締役には若いな、じゃあ部長で!』
私『え?部長ですか』
こんな感じのやり取りでノリで部長に任命されました。取締役とか手続きの問題もあるから、ノリで決めれるものじゃないんですけどね・・・これが20代半ばの時の話し。
取引先で名刺交換をする度に、『え?こんな若造が部長?』みたいな視線が嫌で嫌で堪りませんでした。
ワンマン経営だった会社がいきなり業績が上がりだして、人員が増えてとりあえず管理職っぽい人間を置いてみよう!という無計画なスタートの生贄に捧げられたのが私でした。
部長と言ってもタダの雑務担当
部長とは言っても業務内容は社長から振られた仕事をただこなすだけの日々。
デスクに直通の内線があり、呼び出されれば社長室に直行するというもの。
呼び出される内容は
- 書類作成、コピーなどの雑務
- 面倒な業務全般を押し付けられる
- 電球切れたから取り替えて(会社が女性ばかりの職場だったので用務員的扱い)
- ▲▲さんが仕事でミスをしたから叱っておいて
こんな感じでしたねぇ・・役職付ける意味全くないですよね。そこそこの規模の会社だったのですが、もはや組織の体をなしていない。
で、一番辛かったのがお叱り役に任命されたこと。しかも、叱った後は内容を報告させられてその社員を庇ったりフォローするような優し目の叱り方だと、もう一度叱ってこいと言われる始末でした(子供か)
本社は思った以上にヤバイと感じた
もう拘束時間がね・・・日付が変わる前に帰れたらラッキーだし、休みの日も仕事終わらなさすぎていつも出勤していました。
福岡支社で働いた頃もけっこうヤバイ会社だなとは感じていたのですが、本社に行くとよりヤバさが際立っていました。
社長に命令されてある女性社員を叱りに行くと、ノートに殴り書きがあるのを発見したんですよ。
言いつけ通り叱りながら、ノートをチラッと見るとノート一面に大量の『死ね』という文字が書き殴られていました。
周りの女性社員に聞くと、彼女は1日1本ボールペンがなくるまで『死ね』と書くのが日課になっていたそうです。(もちろん対象は社長)
その時にこの会社ヤバいなと改めて実感。今まで社長から直に叱りを受けていたのが、私経由になってしまったので、後日この呪詛の対象が自分に向けられる羽目に・・
退職をやっと決心した
この会社やばいな・・・と思いつつも、他にアテがないので、泣く泣く毎日の仕事をこなしていました。
当時、会社から徒歩圏内の場所に住んでいたのですが、仕事を辞める最後の半年間はよく泣きながら帰っていました。
コンビニ弁当の袋をぶら下げたスーツ姿の男が、深夜の2時位にシクシク泣いて歩いてるわけですよ。異様な光景ですよね。
終いにはストレスで胃が食べ物を受け付けず、主食がウィダーインゼリーになる始末。当時、ウィダーイン系の流動食はほぼコンプしていました。
体重も激減しました。さすがにこのままでは精神が崩壊する、と思い退職を決意し仕事を辞めて福岡に戻りました。
威勢良く東京に行ったのに、また帰ってくるなんて恥ずかしいな・・と当時思っていましたが家族とか友人が暖かく受け入れてくれたので、この時はやっと解放された・・・と感じました。
そこからはもう1社挟むのですが、自分で考えて仕事をする方が楽しいなと思いサイトの運営を始め今に至ります。
ブログやっている人に嫉妬感すら覚える
最後の会社を退職後は、現状を変えようと色んな副業にも挑戦しました。社長の会合あるから人脈広がるよって誘われて行ってみたら、アムウ●イの会合でフライパン買わされそうになったり、スマホ一台で月100万円!とかの怪しさマックスの話しに騙されそうになったり。
当時の自分に何か伝えれるなら言いたい。
プログラミング(マークアップ含む)と英語を勉強しろと。
1社目を退職後もwebとは関係のない会社に就職してしまったので、私は人よりスタートが遅いんですよね。
それがコンプレックスというか、自分の中でけっこう気にしています。
なので、まさに仕事で悩んでいる時や早い段階でブログを始めている人には少なからず嫉妬感を覚えます。
『俺も早くブログ(やサイト)に出会っていれば・・』
ブログやサイト運営はやったらやった分だけ結果が返ってきますからね。
うまい話に誘惑されて回り道をせず、最初からこれやっておけば良かったっていうのが、率直な感想です。
長々とブラック企業時代の話しを書いてしまいましたが、仕事で悩んでいるならばブログというツールはとても良いツールだと思います。
悩みを書いて愚痴をこぼせるし、同じような悩みを抱えている人と繋がり共感することもできます。ブログからの収益もあればそれだけ自分の選択肢も増えます。
こういったツールって他にないような気がします。
なんだか色々書いていると2000文字オーバーしてしまいました・・それでは今日はこの辺で。