キーワードの検索順位を意識する意味ってなに?
こんにちは、てつです。
以前もキーワードキーワード連呼しましたが、そもそもブログでキーワードを意識する意味って何なのか?について今日は掘り下げたいと思います。
キーワードの検索順位を意識する意義
度々、当ブログでは「キーワード」について触れていますが、なぜキーワードがブログ運営に必要なのかを。
それはキーワードがブログのアクセスとマネタイズに大きく関わってくるからです。
ブログをスタートさせてしばらく経った方は感じている人も多いと思いますが、新しく公開した記事ってどんどん埋もれていきますよね。
新しく公開した記事が目に触れる機会は公開直後の読者登録したユーザー、もしくはSNSでフォローしているユーザーに限定されることが多いと思います。
2、3日も経てば公開した記事の露出は減りその記事に訪問する人は次第に少なくなっていきます。
過去記事がサルベージされるのは、自分で過去記事への導線(リンク)を貼った時か検索エンジンからの流入が占めると思います。
自分で過去記事を紹介しない限り、わざわざ1ヶ月前の記事を訪問してくれる読者さんはほとんどいませんよね?(他の人が紹介してくれるなどのケースもありますが)
なので、過去記事へのアクセスは基本的には自分で貼った過去記事へのリンクか検索エンジンからの流入に限られてきます。
そして、過去記事が1番サルベージされるのは検索エンジンからの流入です。
ブログを書き続けていてアクセスが増えるブロガーとアクセスが一向に増えないブロガーの大きな違いに検索エンジンからの流入があるか否かが1つの目安になります。
検索エンジンからのアクセスがあまりないブログは、アクセスが頭打ちになる傾向にあります。
そして、この検索エンジンからのアクセスを獲得するには「キーワード」が重要になってくるわけです。
キーワードには大きく分けて2つのタイプがある
キーワードと一口に言っても、自分はキーワードには大きく分けて2つのタイプがあると思います。
収益が発生しやすいキーワードがあれば、収益が発生しにくいキーワードもあるわけです。
人に説明する時に便宜的にこれを
- knowキーワード
- wantキーワード
と分類しています。自分が検索する時を振り返るとイメージしやすいと思いますが、検索する時って単に情報を取得したい場合と、〜をしたくて調べている場合に分けられると思います。
例えば、現在私は台湾に滞在していますが、出国前に色んな情報をGoogleで調べました。
「台湾 観光スポット」「台湾 料理 おすすめ」とかですね。これは情報を知りたいだけなのでknowキーワードに分類されます。
他には「台湾 航空券 格安」とか「台北 ホテル おすすめ」のキーワードでも調べました。
これは、
- 出来るだけ安い航空券で台湾に行きたい!
- オススメのホテルに滞在したい!
という考えで検索したワードなので、「▲▲▲したい!」というwantキーワードに分類されます。
アクション一歩手前の状態で検索されるキーワードですね。
実際に私は上位表示されたサイトで航空券とホテルを手配しました。つまり、ここでは成約が発生したわけです。
同じような感じでwantキーワードで訪問したユーザーがブログ内の広告でアクションを起こせば、これが成約に繋がりブログの収益となります。
じゃあ、knowキーワードは不要なのか?
ここで誤解のないように言うとwantキーワードだけを狙うのではなく、knowキーワードもうまく活用するということです。
イメージとしてはknowキーワードでも潜在ニーズを抱えたユーザーを集めてニーズ喚起するというものです。
先ほどの台湾の例で説明すると、
「台湾 料理 おすすめ」でサイトに訪問する
↓
サイト内で台湾のおすすめホテルに関する記事を見かける
↓
検討しているホテルよりも安くてお洒落じゃん!こっちで手配してみようかな
こんな流れです。これはうまくいった例を極端に説明しましたが、そもそも「台湾」というワードで検索している時点で、何かしらの台湾に関する潜在的なニーズがあります。
そのニーズが掘り起こされる場合もあるので、knowキーワードでも集客しニーズを喚起して成約させるという流れもあります。
これはよく使っているブロガーさんも見かけますが、記事末尾に「オススメ記事」といった形で収益を発生させる記事へ誘導させるというものです。
アフィリエイター界隈では「キラーコンテンツ」とも呼ばれますね。
自分のブログの属性を考えて、キラーコンテンツを1本でも作っておくとマネタイズしやすいですよ。
検索順位1つでどれだけアクセスされるかも変わってくる
SEOは簡単に言うと、ある特定のキーワードで検索した際により上位に表示されるようにする施策のことを指しますが、検索順位でなぜ上位表示されることがそんなに重要なのでしょうか?
それは、上位に表示されればされるほどクリック率が上がる、つまりブログへの訪問者が増えるからです。
下記にweb担当者フォーラムが海外の記事を翻訳した面白いデータがあります。
これは検索順位1位〜10位までのクリック率を表にしたものです。海外のデータなので、日本のデータとは異なりますがおよその目安になります。
順位 | 自然検索 のクリック率 |
検索連動広告 のクリック率 |
---|---|---|
1位 | 15.08% | 4.54% |
2位 | 10.26% | 1.79% |
3位 | 7.32% | 1.51% |
4位 | 4.94% | 1.17% |
5位 | 4.95% | 0.93% |
6位 | 2.21% | 0.77% |
7位 | 2.04% | 0.68% |
8位 | 2.39% | 0.54% |
9位 | 1.45% | 0.51% |
10位 | 1.84% | 0.57% |
参考:検索順位ごとのクリック率データ最新版 など10+2記事(海外&国内SEO情報) | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
同じ1ページ目なのに10位と1位の差は雲泥の差ですね。検索連動広告もオーガニックな検索よりも低いですね。
2ページ目以降になるとどれだけクリック率が減るのかも容易に想像できますね。
自分が検索をする時を考えると、よっぽどのことがない限り2ページ目以降に遷移することはないのでは?
もちろん2ページ目以降でアクセスされる記事はありますが、やはり上位表示されればされるほど、アクセスの恩恵を受けることができます。(キーワードによっては収益も)
まとめ
どのキーワードで上位表示を狙うのかを意識して行うとブログのアクセスや収益に大きく貢献してくれます。
特定のキーワードでどれ位のアクセスが見込めるかなどは、Googleのキーワードプランナーで確認することができます。
成約しやすいキーワードに関しては、特定のキーワードで検索してくるユーザーの行動の想像を膨らませると分りやすいと思います。
- そのユーザーが何を求めているのか
- 潜在的なニーズにはどういったものがあるのか
などを意識しながら記事を作っていくと、「あ、この広告マッチするかも」など広告選びのヒントにもなります。広告から逆算して記事を作る場合は、逆もまた然りです。
記事を書くときに、キーワードをちょっと意識するだけで良い変化が起こるかもしれませんよ。それでは今日はこの辺で。