アドセンスの広告をブロックする方法。収益はどう変化する?
こんにちは、てつです。
今日はアドセンスの広告をブロックする方法について紹介したいと思います。
ブログをやっている人はほとんどの人がアドセンスを導入していると思います。自動でコンテンツを読み込んで最適な広告を表示してくれるというGoogleのクリック型保証広告ですね。
実は、このアドセンスは自動で表示される広告カテゴリーをブロックできることはご存知でしたか?
今回は
- アドセンスの広告をブロックする方法
- ブロックしたことで収益がどう変化するのか
この2点を掘り下げて紹介していきます。
アドセンスの広告をブロックするって?
アドセンスは広告コードをペタッと貼り付けるだけでブログのコンテンツや訪問者に基づいて関連する広告を表示してくれるサービスです。
成約型と違いクリック時点で収益が発生するので、気軽に利用することができます。
アフィリエイトと違い支払いも早いですし、何より広告の残数や期間を気にする必要がないので一度貼り付けてしまえばメンテナンス不要なのも魅力ですね。
表示される広告は自動で表示されるのですが、実はブログ主側で表示される広告やカテゴリーをブロックすることができます。
例を挙げると、
『うちはダイエットブログだからダイエット・美容系以外の広告は載せません!』
とかできるわけですね。
以下でアドセンスの広告をブロックする具体的な方法を紹介していきます。
アドセンスの広告をブロックする方法
それではさっそくですが、広告を拒否する方法について見ていきます。
まずはアドセンスの管理画面にログインします。
次に上部の『広告の許可とブロック』>『一般カテゴリ』に遷移します。
すると、アパレル・エンターテイメントなどのカテゴリが表示されます。
この左側に『許可済み』とありますが、ここをクリックするとブロックすることができます。
ちなみに右側を見てみると、自分が掲載しているアドセンスでどのカテゴリが貢献してくれているのかも確認できます。
- 広告表示回数の割合
- 収益額の割合
- ブロックされたカテゴリ
この3点も確認できるわけですね。おそらくアドセンスで広告をブロックしたことがない人はここの値は0になっていると思います。
大カテゴリではなく小カテゴリをブロックする
上記の方法だと大カテゴリをごそっとブロックすることになります。
でも、大カテゴリという大きな括りではなく小カテゴリでもブロックすることも可能です。
『家族・コミュニティ』の大カテゴリを例にとってみます。
『家族・コミュニティ』の大カテゴリの中にはさらにその下に小カテゴリが存在します。
家族・コミュニティ
Lオカルト現象・超常現象
L乳児・育児・家族
L恋愛・交際
L星占い・ホロスコープ
こんな感じですね。オカルト現象て・・・全然関係ない気がしますがとにかくそういったカテゴリ分類がされています。
『自分のブログは主婦向けのブログだからオカルトの広告なんていらない!』
という方もいますよね。『乳児・育児・家族』カテゴリで結構だと思う人もいるのでは?
それでは実際にアドンセスの小カテゴリをブロックする方法を見ていきます。
先ほどと同じ画面で大カテゴリをクリックします。
すると一個下のカテゴリに遷移することが可能です。
あとは先ほどと同じ要領で左側のボタンから広告をブロックするだけです。
カテゴリではなく個別に広告をブロックする
ここまでアドセンスのカテゴリごとに広告をブロックする方法を紹介しました。
アドセンスではカテゴリという大きな括りでブロックするだけでなく、広告単位でのブロックも可能です。
それではさっそく見ていきましょう。
先ほどと同じ画面で今度は『広告の審査』という箇所をクリックします。
すると個別の広告が表示されます。おそらく4つずつ表示されると思います。
他の広告を見たい時は右下のページ送りで遷移することができます。
かなりの量の広告が表示されますがマウスを持っていくと下記画面のように下部にブロックするか否か選択することができます。
アドセンスの広告をブロックしたら収益は増えるのか?
ここまでアドセンスで広告をブロックする方法を紹介しました。
で、ここからが本題。
アドセンスで広告をブロックしたら収益は増えるのか?
という点です。アドセンスの広告ブロックについて検索してみると収益が増えるという記事が上位を占めています。
その中で紹介されている記事は『クリック率が上がる!』って書いていますね。
ちなみに私の経験則で言うと答えはNOです。
記事では不要な広告を排除すればより最適な広告が表示され、クリック率が上がると指摘されています。なるほど、その理論分かります。
でもね、アドセンスの収益はクリック率だけで成り立っているわけではありません。
広告単価というのも重要な指標です。
アドセンスの広告は広告主のオークション制で決まっています。掲載料金の最も高い広告が表示されるわけです。
最も高く入札した広告主が落札すると言い換えてもいいですね。
オークションは他の入札者と競うことで価格が決定されます。広告主をブロックするということは、この競争を自ら少なくしていることと同じです。
そもそもアドセンスで表示される広告は大きく分けて二種類です。
- コンテンツにマッチした広告
- 読者の属性に合わせた広告
ネットで調べていたことが全く関係ないカテゴリのブログを見ていたら表示されたといった経験ありませんか?これがいわゆる読者の属性に合わせた広告になります。
ダイエットブログを見ている女性がダイエットだけに興味があるわけではないですよね?
スポーツ観戦や映画や婚活にも興味があるかもしれません。
ブログ主側で『うちはダイエットブログだからそれ以外の広告を掲載しない!』というのは、こういった部分の取りこぼしに繋がると考えます。
もし、アドセンスがコンテンツにマッチした広告を表示するだけのシステムなら広告のブロックも効果的だと思います。
しかし、読者がふだん興味あることを追尾式で広告表示することも考えると読者が何に興味を示しているのかをブログ主側で事前に察知してブロックするなんて無理ですよね。
実際にアドセンスで広告をブロックしてみた所、クリック率は微増したけど広告単価がおそろしく下がり結果、収益の低下につながりました。
実際にやってみないことにはそれぞれがどういう結果になるかは分からないのですが、私の実体験では広告単価が下がり収益が低下しました。
まとめ
今回はアドセンスの広告をブロックする方法と、ブロックした後の収益の変化について言及しました。
あくまで私自身の実体験に基づいたことなので、他の方でも同じ結果が出るかどうかは正直分かりません。
ただ、アドセンスの広告をブロックする方法を検索すると収益上がるよ!っていう記事が散見されたので、注意喚起も込めて。
クリック率ばかりにフォーカスして広告単価のこととか言及していないんですよね。
オークションの原理で言うと、入札者を排除した分単価が下がるのが普通だと思うんですけどねぇ。
とは言え1000名のブログで広告ブロック後の経緯を追ったわけではないので収益が上がるっていう人もいるけど、下がるっていう人もいたから注意しよう位で受け止めてもらえれば嬉しいです。