ブログの記事タイトルを変更するのはSEO的にどうなの?について考えてみる
こんにちは、てつです。
先日、読者の方からこんな質問を受けました。
- ブログのタイトルをコロコロ変えるのはSEO的にペナルティを受けると聞きましたが、どうですか?
- 過去記事を修正してもよいものでしょうか?
ブログを運営していると、過去記事を修正したい場面って出てきますよね。
誤字脱字を見つけたり、新しく情報を追加したり。
これって「リライト」と呼ばれる作業で、実はブログを運営していく中でけっこう重要な作業の1つです。
リライトに絡めてタイトルを変えることもよくあると思いますが、SEO的にどうなのか?という点についても考えてみたいと思います。
今回はこんな感じで進めていきます。
- 記事タイトルを変更するとペナルティを受けるのか?
- リライトの作業がブログ運営で重要な理由
- リライト中にもう一手間かけたい+αの作業
記事タイトルを変更するとペナルティを受けるのか?
誰が言い出したのか分かりませんが、ネット上では記事タイトルを頻繁に変更するとGoogleからペナルティを受けて圏外に飛ばされるというもの。
記事タイトルは重要な要素だからここを頻繁に変更すると過度なSEOを行なっていると判断されペナルティを受けてしまうという考えです。
ペナルティを受ける位に頻繁に変更すると検索圏外に飛んだという経験談から来ているみたいですね。
うーん・・・これってどうなんですかね。
一方で記事タイトル変更に関して肯定派もいます。
上記のタイトル変更に対して否定派の人は、SEOを目的としてタイトルをころころ変えていたわけですね。
- キーワードを前方に持って来る
- キーワードを詰め込む
- キーワードを差し替える
などなど。
中には1ヶ月以内に5回変更するとペナルティで、3回までならOKみたいな情報もありますが、気にしなくていいです。
Googleのアルゴリズムは日々変更されているので、5回ならOKで、3回ならNGみたいな情報はナンセンスです。
記事タイトルを変更する必要があるのかを考えてみる
例えば、タイトルを変更する場合にはどういったケースがあるのでしょうか。
1つはリライトをした時に、コンテンツの修正内容とタイトルの整合性を取る場合があると思います。
Google曰く、記事タイトルはコンテンツの内容を一目で見て分かるものが望ましいと言っているので、加筆・修正によってタイトルとコンテンツの乖離が出た場合にはタイトルを変更する必要があります。
また、よくメディアが使う手法でもありますが、リライト時に記事の新鮮さを訴求するタイトルとかも意識してみるのもいいですよ。
例えば、アプリの紹介記事を例に取ると
【2015年版】おすすめしたいゲームアプリ20選!
この記事を最新情報にアップデートした場合は、
【2017年版】おすすめしたいゲームアプリ20選!
このように、記事の新鮮さを訴求するのも効果的です。
「おすすめ ゲームアプリ」で検索した時に、両方の記事が検索結果に出た場合、どちらをユーザーが選択するかは一目瞭然ですよね。
記事タイトル変更の否定派じゃないけど、変更は慎重に
リライトしたコンテンツとの乖離が発生しないように記事タイトルは変更しますが、変更には慎重になった方が良い場合もあります。
と言うのも現状、記事タイトルを変更すると何らかの順位変動が起こるケースの方が多いです。
実際に自分の事例を交えて紹介しますね。
以前、ポケモンGOのサイトを作ったことを記事にしたのですが内容はポケモンGOはまだ日本でリリースされていないけど、すでに配信されている国の情報を仕入れると、スタートダッシュが切れるよっていう記事なのですが、当初タイトルは「ポケモンGO」ではなく、「pokemon go」で作成していました。
数日後に「pokemon go」よりも「ポケモンGO」のキーワードの方がアクセスが多いことを知り、タイトルの一部を変更しました。まぁ、日本向けのコンテンツですからね。
それまで「pokemon go」のキーワードで3位に表示されていましたが、キーワードを変更後に順位が下落。
ただ、これは「ポケモンGO」のキーワードの方で表示されるようになったので、正しくは順位が下落というよりも、新しいキーワードの方に再集計されたという表現の方が適切です。
いずれにせよ、順位の変動は起こりやすいのでタイトルを変更する際の目安として、
- すでに上位表示されてマネタイズに成功している記事はよっぽどのことがない限り変更しない
- 検索順位が下位の記事はタイトル変更を含むリライトを行う
- 自分が狙ったキーワードで表示されていない場合
この3つの基準で自分は運営しています。
リライトの作業がブログ運営で重要な理由
リライトという言葉はブログ界隈で耳にしたことがあると思いますが、けっこう重要な作業です。
リライトをすることで得られるメリットは
- 誤字脱字の修正
- 記事に最新の情報が追記される(例えば、新しく出た製品など)
これは読者にとっても有益な事なので、当然Googleもこの記事は良と判断します。
リライト時のポイントとして、関連する他記事があれば記事間をリンクで結ぶのも大事な作業です。いわゆる内部リンク施策というやつです。
これには2つのメリットがあり
- 読者に2記事目を訴求できる
- Googleのクローラー(ブログを巡回するロボットのようなもの)がブログ内を巡回しやすくなる
ブログを運営してしばらくすると記事のストックも増えてくると思います。
増えてきた記事の中には関連性の強いものも出てくるので、記事間をリンクで結びつけるのも加筆以外のリライト時の重要な作業になります。
リライト中に一手間かけたい+αの作業
リライトに関しては多くのブロガーの方がその重要性を説明しているので、大事な作業だと分かると思います。
自分はそのリライト作業にプラスしてオススメしたい作業があります。
リライトならぬ「Re:マネタイズ」です。
記事の検索流入が増えて来るのは、時間差があるものです。
2ヶ月前の記事の検索流入が増えてきたぞ、という経験をされた方も多いのでは?
リライトだけではなく、その記事に対して何らかのマネタイズを行なっているのか否かも頭に入れて作業してみてください。
- ブログにアドセンスは貼り付けているか
- 記事に合ったAmazon製品を紹介できているか
- ブログのアフィリエイト訴求に取りこぼしはないか
特にアドセンスの自動挿入を行なっていない方で、手作業で広告を貼っている人はアドセンスの審査が降りる前の記事にはアドセンスを貼っていないことはよくあるので注意してみてください。
広告に関しては、その記事がどういったキーワードで検索されているのかを意識しながらマネタイズを行なっていくといいですよ。
アドセンスを含めて「Re:マネタイズ」はけっこう見落としがちなので、意識してやると今まで収益0円だった記事が1万円の収益を生む記事に生まれ変わることもざらにあります。
まとめ
今回、長くなってしまいましたが言いたかったことをまとめると
- リライトはブロガーにとって大事な作業(コンテンツの充実は読者のニーズを満たす)
- タイトル変更は良くも悪くも検索順位が変動する場合があるので、慎重に
- リライト時にはRe:マネタイズも意識する
こんな感じです。リライトの作業と新記事執筆の作業バランスが難しいところではありますが、
新しい記事を書くやる気が起きない!でも、なんだか作業していないと不安・・・
という時にはリライトの作業オススメですよ。それでは今日はこの辺で。